リノベーションとは?メリット・デメリットを解説!
子供が小学校入学前に家を購入したいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、なかなか立地、予算、広さ、間取り、設備、すべてが叶う物件に出会うのは難しいものです。
そこで今人気なのが中古物件を『リノベーション』して理想の住まいにすること。
最近では環境への負担が少ない面でも注目されています。
この記事ではリノベーションの概要、リフォームとの違い、メリット・デメリット
などを紹介します。
■リノベーションとは
まず、リノベーションとは何かを説明します。
➀リノベーションでできること
リノベーションとは、新築時と異なる新たな付加価値をプラスする大規模な工事で、住む人の暮らしに合わせて創りかえることを言います。
新築時代から家族構成やライフスタイルも大きく変化した中古の物件を現代のライフスタイルに合わせて家づくりをします。
また、既存のマンションの間取りはファミリーを想定した画一的な間取りがほとんどです。それを住む人の心地良い間取りやデザインに創りかえることができます。
例えば
「和室を取り払い、すべてフローリングにする」
「家事導線を重視してキッチンと洗濯場、お風呂などの水回りは一か所に集める」
「キッチンはリビングと一体型のカウンターキッチンにする」
「廊下の面積を極力小さくして、居室空間を最大限広くする」などです。
②リノベーションの種類
リノベーションも範囲によって
部分リノベ・フルリノベ・スケルトンリノベと分けられます。
*部分リノベとは
水回りやLDKのみなど、部分的なリノベーションのことで、
築浅の物件を購入した際に行う場合が多いです。
低予算で自分の好みに近づける方法として選ばれます。
*フルリノベとは
範囲としては全体ですが、骨組みは壊さず利用できる箇所はそのまま活用します。
フローリングでいうと、床材は変更するが、床組みはそのまま利用するなどです。
*スケルトンリノベとは
すべて壊し、まっさらな状態から設計します。
古くなった、表には見えない配管交換もできるので、リノベーション物件で長く暮らしたいと思う方には安心で良いかもしれません。
参考資料:リノベリス https://renoverisu.jp/feature/p/renovation_seminar-43/
■リフォームとは
リフォームとは 主に「原状回復」のことです。
経年による劣化や不具合箇所を修復する、きれいな状態に戻すことをいいます。
賃貸マンションを退去した後、次の入居者のために大家さんが壁紙をきれいにしたり、元の状態に戻すことはリフォームといえます。
■リノベーションとリフォームの違い
実は、リフォームとリノベーションに明確な定義はありません。
しかし、リノベーションは自分たちのライフスタイルに合わせて創りかえることと
認識されています。
リノベーションではキッチンを現代風の配置にしたり、和室から洋室へ変えたりします。一方、リフォームは主に原状回復・修復という意味です。
リフォームでは間取りを大きく変えることはありません。ボロボロになってしまった設備を直すイメージです。
希望・できること・予算などを総合的に考えて、ご自身に合った選択をするべきといえます。
■リノベーションのメリット
それでは、リノベーションのメリットを見てみましょう。
➀自分の心地よい間取りや好みのデザインで自分らしく暮らせる
リノベーションは理想の住まいを購入するのに適しています。
予算内で立地、間取り、広さ、設備などを希望通りにしやすいからです。
例えば、細かく仕切られた3LDKの物件をライフスタイルや家族構成に合わせて
リビング広めの2LDKにつくりかえることもできます。
自分たちのライフスタイルに合わせた住まいが実現しやすいのが魅力です。
②同じ立地・広さの新築物件より費用を抑えらせる
「希望のエリアで新築マンションを購入したいが予算が足りない。」
ということもあるでしょう。
そんな時、中古マンションも視野に入れることで、自分たちの予算にあった物件が
見つかります。
また、中古マンションのほうが新築マンションより敷地面積が広い傾向があり、
広さを重視したい方にもおすすめです。
③将来に備えたお金の使い方ができる
希望のエリアで新築物件を購入して、無理な住宅ローンを組むと後々のライフスタイル全体に影響を及ぼしかねません。
子供の教育資金、老後資金など人生で必要なお金はまだまだあります。
リノベーションでは、新築より費用を抑えて購入できるので、将来を見通したお金の使い方という面でも一役かうでしょう。
④資産性を高めることができる
中古マンションの場合、築20年を超えると資産価値は横ばいと言われていますが、リノベーションして現代の生活様式に合わせた造りに合わせることで新たな付加価値が生まれます。
将来売却を検討している方にもおすすめです。
⑤選択肢が増える
希望エリアで探す場合、新築物件数は限られていますが「リノベーション」という選択肢を増やすことで中古物件まで一気に視野が広がります。
新築では高額になってしまう駅近物件や広い物件も手に入りやすくなるでしょう。
■リノベーションのデメリット
それでは、 デメリットを見てみましょう。
➀解体しないとわからない箇所がある
例えば柱や配管の劣化、表面上は問題なく見えてもいざ解体してみると取り換えが必要だったり、配管移動の計画を立てていても実際は構造上難しかったりすることがあります。
プラン変更や追加の補修費用など準備しておく必要があるでしょう。
②物件によってリノベーションの条件がある
マンションの構造には「壁式構造」と「ラーメン構造」があり、低層階マンションに多い「壁式構造」は構造上取り払えない壁が多いため大きな間取り変更が難しいです。
中層階以上のマンションに多いラーメン構造は柱と梁で建物を支える構造で、建物の構造に影響しなければ壁を取り除くことができます。
柱梁以外は比較的手を加えやすく間取りを自由に変更しやすいため大規模なリノベーションを希望の場合はラーメン構造の物件を選ぶと良いでしょう。
また、マンションは集合住宅なので扉や窓は共有部分となり、交換はできません。
③築年数によって施工期間、費用、住宅ローン減税に差がある
中古マンションといっても条件は様々です。
築年数によって施工期間、費用、住宅ローン減税の対象になるかも変わってきます。
*施工期間、費用について
築浅物件であれば施工範囲が少ない可能性が高いため着工から1か月を目安に完成する物件が多いです。
築古物件となると工事が広範囲にわたることも多く、2~3ヶ月かかることも。
費用は範囲や期間に比例して変わってきます。
また、工事期間中はリノベーション物件と仮の住まいと2重で費用がかかります。
予算に余裕を持ってしっかり組み込んでおきましょう。
*住宅ローン減税について
住宅ローンの残高に応じて控除が受けられる住宅ローン減税ですが、築26年以上の中古マンションは住宅ローン減税が受けられません。
例えば、築25年で住宅ローン減税を受けられる物件と築26年で住宅ローン減税を受けられない物件では購入費用で大きく差が出る可能性があります。
物件購入費用と工事費用のバランスを取りながら総額で検討することが必要です。
■失敗しないリノベーション会社の選び方
リノベーションには様々な条件や選択肢がある中で、頼りになるリノベーション会社を選ぶことはとても大切です。
➀リノベーション会社の強みと自分の目的がマッチしているか
デザイン性、耐震、予算など自分が大切にしたいポイントが得意なリノベーション会社を選びましょう。
②施工実績が豊富か
豊富な実績があるということは信頼の証にもなります。
自分のイメージに近い施工例が掲載されているリノベーション会社を選ぶと良いでしょう。
③アフターサービスがしっかりしているか
中古物件を購入してリノベーションをしたのなら、安心して暮らすためのアフターサービスは必須です。
どれくらいの期間、どこまで保証してもらえるのかをきちん確認しておきましょう。
トラブル時に対応できるリノベーション会社であることが大切です。
リノベ―ションをするにあたってアフターサービスはかなり重要なポイントです。
まとめ
リノベーションは自分のライフスタイルに合わせた暮らしを実現しやすい選択肢の一つです。
立地、間取り、広さ、設備が予算内で叶うのが魅力です。
とはいえ、専門的な知識も必要で不安なことも多いでしょう。
専門知識や経験豊富なスタッフが丁寧にお客様のご要望をおうかがいサポートいたします。ぜひ一度ご連絡ください。
参考資料:リノベるジャーナル renoveru.jp